化学物質過敏症であることを伝えて、協力を得るために
化学物質過敏症であることを伝えるのって、本当に難しいですよね。でも、わかってもらえないと、協力してもらえないんですよね。
パソコンで下記の印刷画面表示ボタンを押し、印刷して相手に渡せば、あなたの想いが伝わりやすくなります。〇〇〇は入力してください。
1.気持ちを率直に伝える
私たちにはとても苦手なニオイがあります。
そのニオイをかぐと、とても苦しくなります。脳が直接反応し、苦しくて近寄れません。
2.お願いをする
〇〇〇〇〇〇〇〇について、ご配慮いただけませんでしょうか。
3.化学物質過敏症という病気であり、それが珍しいものではないことを伝える
化学物質過敏症という病気です。平成27年度の環境省よる調査研究結果によれば現在「人口の約 7.5%がいわゆる化学物質過敏症対象者であるとする大規模な疫学調査」が近年報告されています。多くの人がいい香りと感じる柔軟剤や芳香剤を不快だと感じたり、それで体調不良を起こしたりするのでわかります。煙草の煙を不快に感じる方はもっと多いですよね。
4.どういったものに反応するかを簡単に伝え、どんな生活をしているかをわかってもらう
化学物質過敏症になると、ほんの微量な化学物質でも反応します。
電車やバスの中も、強い柔軟剤などのニオイがする方が近くにいると、とてもつらいです。
印刷物のインキやマジック、塗料などでも呼吸困難や脚の脱力などが起き、とても苦しい思いをします。
アルコール臭や薬品の宝庫である病院が苦手で、印刷インク臭が充満する本屋や図書館にもなかなか入れません。
農薬・化学肥料を使った野菜は苦手で、食品添加物にも身体が反応します。オーガニックの食品は生活に欠かせません。
5.もう一度お願いをする
ニオイが強いものなどの使用を可能な範囲で控えるご協力をしていただけると、とても助かります。
6.感じるであろう疑問に答える
化学物質過敏症は2009年から保険病名として認められるようになりましたが、診断できる病院が全国でも数えるほどしかありません。また病院に行くこと自体が大変なので、診断書をもらっていない患者も多いのですが、身体症状で化学物質過敏症とわかることが多いのです。
但し、反応する化学物質、反応の仕方が一人ひとり違うのが、この病気のわかりにくいところです。
7.誰もがかかりうる病気であることを伝える
*化学物質を一度に大量に体内に取り込んだとき、あるいは微量でも長期間にわたって体内に取り込んだときに、それまで全く健康だった人も突然発症の可能性があります。
8.心構えを伝え、共感を感じてもらう
【私たちが発症者としてこころがけること】
なかなか分かっていただけないからといって、相手を絶対に非難しない。
対話を心掛け、自分のことだけを一方的に話さないようにする。